スイスのバーゼルにある国際決済銀行(BIS)は2007年6月24日に開いた年次総会で、06年4月から07年3月末までの年次報告を公表した。
そのなかで「最近の円安は異常だ。
円で資金を調達している投資家は1998年の円の急騰を思い出すべきだ」と警告した。
同日付のロイター通信が報じた。
「円キャリー取引」が広がって、それが円安をもたらしており、その原因は「日本と欧米との金利差にある」と指摘している。
一方、BISのナイト総支配人は総会後の記者会見で、「世界的な金利上昇でキャリー取引はいずれ重要ではなくなる」との考えを示した。
「世界的に金利の正常化が進んでいることを踏まえると、キャリー取引は魅力を失う」という。
キャリー取引は、円などの金利の低い通貨で資金を調達して、金利の高い通貨で運用して利ザヤを稼ぐ手法のこと。
ヘッジファンドの有力な資金調達また運用手法となっている。